Creality の 3Dプリンターに関する情報交換
本当に素人が最初に使うオススメ機種は、Ender 3 S1なのか、Sermoon V1なのか、迷いどころです。たとえば自宅で使うなら、風の通り道や窓からの湿気対策で、密閉型の方がいいのかなと思ったり。
自分はEnder 3 S1を選びましたが、V1でも良かったかなという気がしています。
こんにちは! Ender 3 S1、私もメインで使ってます! アフターパーツなどによる拡張性という点を重視するなら Ender 3 S1 の方がいいのかなぁというのが私の個人的な意見です。Sermoon V1 は完成した状態で届くし、機構が全てケースの中なので、ちょっとした拍子にぶつかってけがをしたりする心配も少なかったりするので、初心者でもより安心して使えたり、複数の人が行き交うような公共性があるような場所などへもより安全に設置できたりという利点はあるのかなぁという気はします。 後 UI もいまどきっぽかったりクラウドとつながる機能も標準装備だったりというのも Sermoon V1 の方が優れている点かもですね。 あらゆる拡張性を秘めた Ender 3 S1、あまり拡張性は重視せず、標準機能である程度長く使えるものをということだと Sermoon V1、、、そんな感じに私は思っています。
UIが今どきっぽいという情報、大変興味深いです。クラウドにつながるという以外にも、今どきという部分はあるのでしょうか?スマホで操作できる点ですか?
ただ、日本語対応ではない様ですね。たとえば学校で児童・生徒が使う場合、その点はネックかもしれないと思いました。
UIについてはタッチパネルなのでスマートフォン感覚で操作できるのかなと思います。Ender 3 S1 もアップグレードキットでタッチパネル対応にさせることはできるみたいではありますが。
https://vip.creality.com/en/goods-detail/1846
日本語対応については ROBOT.ICHIBA オンラインストアではないのですが、国内の代理店で V1 Pro に対して独自に対応されているところはあるようなので、予算に余裕があるようであればこれも初心者や公共的な施設向けの選択肢にはなってくるのかなぁとは思いますねぇ
面白い拡張パーツが Creality 社からリリースされていますので情報までの紹介です。エクストルーダーの冷却を水冷方式に変える拡張パーツです。
最近の 3Dプリンターはマザーボードの制御性能が上がってきているのでかなり静かになってきていますが、そうすると最後に気になってくるのが冷却ファンの音、この拡張パーツではエクストルーダーの冷却を空冷から水冷方式に変えることによってここの静粛化をはかっています。
この商品は ROBOT.ICHIBA では扱っていないのですが、メーカーのオンラインストアから直接購入できます。
https://vip.creality.com/en/goods-detail/1768
Ender 3 S1 と Ender 3 S1 Pro には標準構成で取り付けることができ、Ender 3 V2 はエクストルーダーを Sprite Extruder Pro に交換すれば対応できそうです。参考まで Sprite Extruder Pro もメーカーのインラインストアから購入できます。
https://vip.creality.com/en/goods-detail/1560
拡張パーツで自由にカスタマイズできるのが Ender シリーズの魅力ですね。これからも何か面白い拡張パーツがないか定期的に確認していきます。
Ender7に行こうか迷っているのが、プラットフォームがガラスということなんです。表面にのりを使わないと定着せず、かつ毎回ガラス面を洗わないといけない感じなんでしょうか?
こんにちは! Ender-7、動作音やサイズ、重さなどからあまり家庭用という感じではないかなというところですが、業務寄りの用途であれば印刷速度など魅力的なのかなというのが私の持っている感想です。
Ender-7 はわたしにとってのメイン機ではないので、もう少し使用経験が多い人の意見も求めたいところではありますが、過去数回利用したところでは造形を定着させるためののりは必要ではなく、またガラス面を毎回洗わないといけないということもありませんでした。
ガラスプレートは、プレートが冷えたときのプレートと造形物の収縮率の違いを利用して造形物をプレートから外すような理屈なので、造形物をきれいにはがしやすいという説も効いたことがありますが、個人的には私もフレキシブルなプレートの方が扱いやすい感じはしています。
ちなみに、いくつかの造形物を Ender-7 で印刷を試してみたところの正直なフィードバックを一つお伝えしておくとノズルとエクストルーダーが一体になっているダイレクトエクストルーダー方式ではないので印刷パラメータの中でリトラクションの設定には若干気を遣わなければならないことがあるということです。リトラクションはフィラメントをノズルから吐き出さずにノズルを移動させるときの設定で、ノズルからフィラメントがこぼれないようにするためにフィラメントを引き込む量を設定するパラメータです。この印刷のパラメータ設定が悪いと糸引きが起こりやすいということがありました。メーカーに確認したところ、高速化を実現するためにフィラメントを溶かす能力を向上させていることも関係しているようで、印刷パラメータの調整で改善はできるのですが、造形物ごとの調整が必要でした。このあたり使いこなすためには一定のコツがいるのかなという感じはしていますが、特性をつかみきれれば、高速で安定した印刷が約束されるとてもいいプリンターだとは思っています。
読み返してみてネガティブな意見を書きすぎてしまっている気がしてしまったのですが、とにかく頑丈に作られており動作は安定、使いたいときにたまに使うという用途よりある程度ガチで 3Dプリンターを使いたい/使う必要がある、という用途に向いていて、そういう用途ではとれも優れた 3Dプリンターだと思っています。
参考まで!