Creality Cloud Web 版からの 3Dプリンターをリモートコントロールする

Creality Cloud Web版 を活用して PC からも3Dプリンターのリモートコントロールができるのですが、3Dプリンターのリモート接続モジュール(WiFi モジュール) の Firmware バージョンが古いとこの機能がうまく機能しないようです。例えば Sermoon V1 の工場出荷状態においては WiFi モジュールの Firmware バージョンが古く、プリンターの接続状態を Web版では正しく監視できないようです。

メーカーに確認したところこの問題は Firmware のバージョン V2.01b68 で修正されているということです。

WiFi モジュールのアップグレードの仕方は次の動作で紹介されています。

簡単なのはあらかじめ Creality Cloud App と連係させておき(参考:Creality Sermoon V1 のクラウド接続について - ROBOT.ICHIBA の #3 ) 動画の 2:10 ごろに紹介されているアプリからアップグレードを行う方法です。ただしこの方法だと最新のバージョンにアップグレードするしかなく、特定のバージョンを指定できません。特定のバージョンにアップグレードするには動画の 2:56 ごろから説明されているオフラインでアップグレードを行う方法です。
Creality の Firmware アップグレードの考え方として、特定の問題を解決したい場合は、その問題に対応をした Firmware バージョンにすることを推奨するということなので、その推奨に従うと最新にするのではなく、この問題に対応した V2.01b68 を適用するべきなのですが動画をみてわかる通り少し面倒。わたしのところにも問題が再現する環境があったので最新である V3.00b30 をアプリからリモートアップグレードしてみたのですが、今のところ問題なく機能しているようです。V2.01b68 かそれ以降の Firmware を WiFi モジュールに適用するとこんな感じの画面で Web ブラウザーから 3Dプリンターをリモート操作できるようになります。

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